一人暮らしのお婆さんが、空想の森の中に家を建て、庭を作り、その家の絵を描いている。その絵を、一ヶ月に一回ぐらい見せてもらっている。その家は、毎回屋根の色が変わり、あるとき煙突が生え、庭の石が無くなり、木が消える。木が消えたところに川が現れた。サンルームでガラス張りだったところは大きな木で隠された。見えない奥の部屋には、リビングがあるらしい。一人暮らしの彼女は、二人で住んでいる。その彼女の空想のスペースを、現実のこの場所に少し引き寄せてみると、立ち上がり現れる落下物たち。  

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下書きの家と色

1. 下書きの家と色

    The House展ー展示風景


2. 一人暮らしの二人

    2007年

  20.5×10.5×37.5(cm)

    アルミニウム

3. 手前に生える蘇鉄の葉

    2007年

  65×57.5×101(cm)

    木、ウレタン塗料


4. 屋根の色

    2007年

  寸法可変

    布にプリント

5. 奥の部屋

    2007年

  178×170×10(cm)

    木、ウレタン塗料


6. 落下物

 2007年

 寸法可変

 合革