平櫛田中邸のリノベーションで、畳を上げ床板を剥がし、猫が中に入る為の穴を発見した。鍵を閉めて長年空き家だったにも関わらず、部屋の中の障子等に残っている猫の爪痕等の痕跡が残っていた。その場所に詳しい人々から話を聞き、猫が建物の中と外を縦横無尽に行き来していたことを知る。家の中と外は、猫穴でつながっていたらしい。その猫の穴や猫の痕跡についての、図面と配置図の制作と、床下や屋根の上を断片的に部屋の中に制作。

床下の屋根の上の猫の穴

床下の屋根の上の猫の穴

2005年

インスタレーション

廃材、木、樹脂、塗料、粘土、布、刺繍、テキストなど


サスティナブル・アートプロジェクト

平櫛田中邸(東京:上野桜木)